山田 梓(やまだ あずさ)
岩手県出身。BlenderやAfter Effectsなどを使った実写映像との合成を主に勉強している。情報大の学祭である「蒼天祭」や、NoMapsのメディア・アート事業である「あしたのげいもりExtract」で自主制作映像を展示。
「あしたのげいもり」での出演シーン https://youtu.be/Ewa3Lflyp9k?t=600
アンプレメンバーのサポートがしたい
アンプレに入った理由は?
起業やフリーランスといったお金に関わることなど、学生として社会に関わる入り口としてアンプレで学べるということだったので、そういうことを知識として持っておきたいなという思いがありました。後はアンプレのメンバーが活動をしていく上で、資料を作りたいだとか企業向けの説明に映像作りたいといった要望がが必ずあるかなと思ったので、そういう人をサポートできればいいなと思い入りました。起業したい!というより、そういう人達をサポートしたい、という思いから入った感じです。
元々は高卒で就職する予定だった
情報大学に入った理由を教えてください
元々高校3年の夏までは進学する気は無くて地元の適当なところで就職しようと考えてました。ただ、当時就活をしている時にYouTubeで映像作品を見ることにハマってしまい、そこで「映像制作やってみたいな」となり進路変更を決意しました。それを決めた時期が既に遅かったこともあり当時の状況で入れる映像系の大学を探したところ情報大学があった感じです。なので入学時点では映像の知識は0でした。
自分なりにやろうと決心
なぜ映像に興味を持ったのですか?
元々、趣味の一つとして映画を見ることがあったので、映画の世界自体には昔から興味がありました。ただ、自分がその世界に入るとは高校3年生で映像制作をやってみたいと思うその時までは全く考えていませんでした。
映像制作をやりたい、その世界に身を投じたいと思ったきっかけはYouTubeで自主制作アニメを見始めたときです。自主制作は世間一般に出ているような作品達とは違った世界を描いており、作者自身の脳内を覗き見るような感覚にハマりました。じゃあこういう人達ってどうやって映像を作っているんだろうと疑問に思い、作り方を調べてみようと思い立ちました。そこでAdobeなどの映像制作ソフトや業界の仕組みを知っていった感じです。
特に自主制作アニメの中でも「このアニメ好きだな」と感じたのは、3DCGのクリエイターであるKawasaki Kenjiさんという方が制作した”チルリ”という作品です。この作品が映像制作について調べようと思ったきっかけです。
チルリ Chiruri 自主制作アニメ「チルリ」 https://www.youtube.com/watch?v=_VK2il0LnOY
もちろん今から業界を目指すとなるとスタートは既に遅いし、自分がその世界に身を投じてお金を稼げるようになるのかなという心配もありました。その心配が学ぼうという気持ちのストッパーになったりもしました。でも、調べれば調べるほど気になっていって、その世界に入った自分を想像するのが楽しかったので、それだったらスタートは遅くても自分なりにやってみようと決めたという感じです。学んだ技術で表現したい
これからやりたいことを教えてください
自分の作品も、大学の授業の作品もそうなのですが、せっかく実写とCGを合成する技術を勉強している身なので、それを作品に反映させたいなというのが一番にあります。後は、大学在学中にしっかりと映像で自分の力でお金を稼ぐという体験をしたいなと思っています。
スタートが遅いかは目標次第
高校生の方に向けてメッセージをお願いします
やりたいことがあるけど、正直今までそれに関したことをやったことが無かったという人は結構いると思います。ただ、なんとかなります。自分なりに考えて動けれればなんとかできます。まぁ別にまだ私が実績を残したわけではないので説得力がないかもしれませんが自分なりに動けば誰かには見てもらえますし、誰かに認めてもらえます。なので、よく言われるのがスタートはいつ始めても遅くないというのがあります。正直、大学から始めるのは遅いというのは事実ではあるのですが、あくまで最終的なゴールを自分はいつだと考えるかの問題だと思います。私は自分のゴールを30代後半に設定しています。もしゴールがいくら遅れてもいいというのであれば今から始めるのは非常に良いことだと思います。ぜひ踏み出す勇気を持ってください。
アンプレを一つの頼る場所に
情報大生に向けてメッセージをお願いします
アンプレに所属しなくても、アントレプレナーシップ精神というのは養えると思うんです。ということはアンプレに入ったから良い活動ができるというわけではなく、全然1人でも良い活動ができると思います。ただ、アンプレに所属している人達は活動的な人が多いです。そのことだけ知っておいてもらい、自分が何か活動したくてその活動には周りからの助けが必要となった際にアンプレに頼ってみようとなっていただけたら嬉しいかなと思います。
(2022年3月取材)